睡眠薬の代わりとなるものとは?

睡眠薬の代わりとなるものとは?

サプリメントは、不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素の補給を目的にした補助食品の総称で、ほかにも生薬・ハーブなどの成分による薬効の発揮が目的である食品、酵素、ダイエット食品などさまざまな種類のサプリメントを指します。

 

サプリメントの中には、健常人を対象にした試験で何らかの睡眠パラメーターの改善効果が示されているものがありますが、これはある種の快眠効果であって、臨床的な不眠症の治療効果とは異なります。

 

サプリメントが持つ催眠作用を不眠症の治療効果と混同したり、誤解を招く記載をしているサプリメントもあるため、注意が必要です。

 

上記のような制約はありますが、不眠に有効であるとうたわれているサプリメントやハーブも多数あり、代表的なものを末尾に列挙しました。

 

これらのサプリメントは欧米では、処方せんが必要な睡眠薬の代替薬として広く使用されており、例えば、セイヨウカノコソウでは、全人口の5.9%が服用しており、健康マネジメントの専門家が服薬を推奨する場合もあります。

 

またメラトニンは、主として松果体において生合成されるインドールアミンです。

 

メラトニン服用後には数十分~数時間持続する一過性の眠気とともに、生体リズムの変化が生じます。

 

メラトニンが不眠症や概日リズム睡眠障害(時差型、交代勤務型、睡眠相後退型、フリーラン型)に有効であるという報告があります。

 

最近になり報告された1,683名の患者データを用いた研究では、メラトニンはこれら睡眠障害患者の入眠潜時を有意に短縮し、総睡眠時間を延長し、睡眠の質を向上させました。

 

メラトニンは副作用が少ないことと考え合わせると、他の向精神薬のリスクが高い症例で主に推奨されると結論付けられています。

 

また不眠改善効果があるとされるいくつかの漢方薬もあり、更年期障害の諸症状に対する試験ではブタプラセンタエキスが不眠、ほてり、イライラなどに改善効果がありました。

 

植物およびハーブ

カヴァ(Kava)、St.John’s wort (セイヨウオトギリソウ)、Valerian(セイヨウカノコソウ)、Passion flower(トケイソウ)、Jamaican dogwood、ホップ、California poppy(ハナビシソウ)、カモミール、Lemon balm(コウスイハッカ)、Wild lettuce(トゲチシャ)、スカルキャップ、Patrinia villosa(オトコエシ)、Black cohosh(ブラックコホシュ)、Ayurvedic supplement(アーユルヴェーダ(インドの伝承医学)で用いられるサプリメント)

 

生理活性物質

カルシウム、ビタミンA、ニコチンアミド、マグネシウム、ビタミンB12、Iトリプトファン、5HT、ナトリウム塩