睡眠薬依存を辞めたい方の為の【NoMoreスリーピー】

睡眠薬との上手なつきあいかたとは?

睡眠薬への依存を懸念する患者さんは少なくありません。

 

短期間であれば、服用しても服用量が増加することは少なく依存の危険性は低いとされていますが、長期に服用した場合に懸念が残ります。

 

依存は、効果が強い睡眠薬を服用していること、服用量が多いこと、服用期間が長いことが重要な関連要因と考えられています。

 

常用量の睡眠薬使用であっても依存が形成される可能性は否定できませんが、睡眠薬の依存が身体依存なのか心理依存なのかを明確に示した研究は現在のところ見られません。

 

睡眠薬への依存を避けるためには、連日服用ではなく、必要に応じて週に4~5回程度頓用するやり方も考慮すべきです。

 

これに加えて睡眠衛生指導、刺激制御法(眠れなければ、寝室を離れる)などの行動療法的手法も併用すると効果的です。

 

長期間のベンゾジアゼピン系睡眠薬の連用を避けるためには、減薬・休薬を目的とした医師との面談を行います。

 

長時間服用時の問題点とそれを避ける方法を記載した文書を医療機関から入手するのもひとつの方法でしょう。

 

睡眠薬の減量と離脱に貢献し得る併用薬としては、カルバマゼピンが有用と考えられています。

 

またメラトニン受容体アゴニストであるラメルテオンも置き換えに用いる薬剤の候補となり得ます。

睡眠薬の危険性とは?

睡眠薬を服用してから寝つくまでの間や夜中に目覚めた時に、電話やメール、食事、歩行などをしてしまい、翌朝に覚醒してからそれらの行動を記憶していないという現象が起こることがごくまれにあります

 

。このような現象は睡眠薬によって一時的に記憶障害が生じたり、不完全に目覚めたためにもうろう状態になることが原因と考えられています。

 

思い当たる経験がある場合には主治医に相談しましょう。

 

認知症や精神疾患とは異なり、原因となった睡眠薬を中止するとこのような症状は消失します。

 

睡眠薬を服用してから就床せずに起きていたり、飲酒した後に服用すると起こりやすくなるので、睡眠薬は就床直前に服用するようにしましょう。

 

また、最近ではこのような副作用が生じにくい睡眠薬も登場しています。

 

このような睡眠薬による一過性前向性健忘や異常行動は、1990年前後からトリアゾラムを中心としたベンゾジアゼピン系睡眠薬について事例が報告されるようになりました。

 

しかし、その後に上市された超短時間作用型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬についても同様の副作用が報告されています。

 

そこで、米国食品医薬品局FDAは2007年3月に米国内で販売されている13種類の睡眠薬を対象に注意喚起を行う指示を出しました。